●やっと大学に入った1989年に西武美術館でやっていた中西夏之展「正面の絵 緩やかに ひらかれゆくとき」には衝撃を受けたし、すごく、すごく影響された。ただ、ぼくにとっての中西体験はその時がピークで、その後は、新作を観るたびに、少しずつ、ほんの少しずつだけど距離を感じるようになっていって、晩年の作品はぼくにはよくわからなかった。2014年のSCAI THE BATHHOUSEでの展示は、もう関心をもつことができないものだった。
(西武美術館からSCAI THE BATHHOUSEまで、25年なのか……。すべての展示を観ているわけではないけど、ずっと継続して作品を観てはきた。)
ぼくにとって中西夏之は、日本美術史のなかのハイレッド・センターの人ではなく、同時代の画家であり、同時代の画家として衝撃と影響を受け、同時代の画家として距離を感じるようになった。89年の西武美術館の展覧会の図録と、『大括弧―緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置』という本は、ぼくにとって(「ぼくにとって」が多すぎる)、今でもことあるごとに参照し直す対象だ。
(あの黄緑を受け入れていいのか、あの紫の使い方をどう考えるのか。黄緑に関しては「黄緑」そのものが、紫に関しては「紫の使い方」が、ぼくにとって距離であり、謎であり、問題である。)
肝付兼太、たぶん、一番好きな声優だ。ニコニコ動画より、ジャングル黒べえOP。リミテッドアニメのこの動き。ウラ。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm441305