●鎌倉で、平日の昼間から酒を飲む保坂さんの川端賞受賞を祝う会。保坂さん関係の集まりでいつも思うのは、保坂さんの小説の読者層の不思議な広さだ。老若男女がバラけているということもあるが、それだけではなく、文芸系やアート系など特定のクラスタに限らず、いろいろな人がいて、謎の雑多な集団になっている。いつもいる人もいれば、新しい人もいる。たぶん、すごくお金のある人もいれば、すごくお金のない人もいる。こういう機会でもなければ会う事もないような人がいる。おもしろそうなことをやっている人(あるいは、何もやってなくてもたんにおもしろい人)は、実はけっこうたくさんいるのだなあと思う。