●ここ数日はずっと、一昨年から去年にかけて連載していた「虚構世界はなぜ必要か?」を本としてまとめるための改稿をしている。最初の予定では、もう既に発売されているはずの時期なのだが、改稿が進まなくて、延び延びになっている。
連載の最初の部分(一回目と二回目)が、本の入口としてうまく機能していないように思えて、そこは直そうと最初から思っていたのだが、具体的にどう直せばいいのか全然思いつかなくて、で、入口が見つからないとその先の本論にもなかなか手がつけられなかった。
しかし、「まえがき」に相当するような短い文がふと書けて、それを元にして、連載の一回目と二回目を一つにまとめて、全体を大きく組み立てなおすことで、なんとか、入口が「入口」になったように思えた。それでようやく、本論にも手が入るようになった。
せっかく転がりはじめてくれたので、できれば、この一週間か二週間で集中して一気にやってしまいたいのだけど、またどこか途中でつっかかるところがなければいいのだが。