2019-02-25

●お知らせ。ウェブメディアであり、紙の本の出版もしている〈エクリ〉が、六本木「文喫」の研究室スペースで、ポップアップストア「ÉKRITS ROPPONGI」という催しをやっていて、それに、〈エクリ〉の執筆者の一人として、「わたしをデザインした書物」三冊を選書するという形で参加しています。

(いわゆる、書店で行われる普通の「選書フェア」みたいなものとはちょっと企画の意図が違うものなので、どんな本を選んで、どんな推薦文を書いたのかということは、ここには書かないことにします。)

http://ekrits.jp/roppongi/?fbclid=IwAR3kTdwHAUf2iCgNT_VBkySmTS_36PBjTIhI774plIn9bCoyD5erUlC_fO4

●そのオープニングではじめて「文喫」に行った。あまりよい言い方ではないかもしれないが、本を買うこと「も」できる、とても高級な---個室のない---ネットカフェみたいな空間で面白かった。靴を脱いでだらっとできるようなスペースもあった。客としても、必ずしも本を買う必要がなく、店としても、必ずしも本を売る必要がなく、しかしいろんな本がたくさんあって(量としては大型書店のようにたくさんあるわけではないが、種類として雑多にあり)、場合によっては買うこと「も」できる。

本はこの空間をつくるためのいくつもの要素の一つであり(重要な欠かせない要素ではあるが)、「本を売りたい人」からすると、あまり歓迎できるようなスペースではないかもしれないけど(実際、本が売れていそうな感じはあまりなかった)、こういう場所でこそ、意外な本との偶発的な出会いがあり得るのかもしれないとは思った。