2019-07-28

U-NEXTで『羊の木』を観た。吉田大八監督の映画を観たのは『桐島、部活やめるってよ』以来。物語を追っていけば最後まで観ることはできるという程度の興味の持続はあったけど、何をやろうとしているのか絞り切れてないような、あらゆる要素が中途半端であるような、さえない、という感じだった。

●同じく、U-NEXTで『千年の愉楽(若松孝二)。これもぼくにはよく分からなかった。中上健次の原作から適当にエピソードを選び出して、それを適当につなぎ合わせたという風にしか思えず、中上健次の『千年の愉楽』を映画にすることで、何をどうしたかったのか分からなかった。

(ただ、「中本の一統」という概念が、高良健吾の美しさによって具現化されているようには思った。)