2020-01-26

●風邪の症状がかなり酷いが、原稿の締め切り。とはいえ、だいたいは出来ていて---だから昨日は美術館に行けた---最後の推敲をして原稿を送信。風邪は、ゆっくりと、徐々に悪化している。

●『映像研には手を出すな!』の四話を観たけど、ぼくはこれにはイマイチのれないかもと感じてしまった。

メディアの内側と外側とが繋がってしまうということを、こういう形で表現されるとぼくは引いてしまう。個人の頭のなかで、あるいは内輪の三人での話のなかで(制作の過程のなかで)、シームレスにアニメのなかに入り込んでしまうというのは、ギリでアリかと思うのだけど、観客も巻き込んだ形で(つまり、「映像」が観客をこんなにも魅了したということの表現として)、スクリーンから風が吹いてくるとか、戦車が出現するとかを、ベタにやられてしまうと、ちょっとそれはないんじゃないかと感じる。出来た動画がそんなにみんなが無条件で絶賛するようなクオリティじゃない---やる気と可能性は認めるとしても---というところをどう表現するのかがミソなのではないかと思ってしまった。

(制作過程を示す前半---プロデューサーと折衝しながら、妥協と様々な知恵で乗り切って締め切りになんとか間に合わせる---はとても面白いと思ったのだけど…)