2023/03/04

●用事をしているときにふと「アサイラム」という語(音)が、うっすらとした親しみの感情を伴って頭に浮かんだ。しかし、「アサイラム」という語と自分との関係に心当たりがなく、要するに「アサイラム」とは何なのかまったくわからない。心当たりがないということはないか。自分と「アサイラム」という語(音)との間には、決して深くはないものの、何かしらの微妙な(かなり微かなものであるはずだが)接点があるという感覚が漠然とはある。そうでなければいきなり頭に浮かぶはずはない、しかしその接点が何なのかが思い出せない。

検索してみると、以下のWikipediaの記述がトップにあった。《アサイラム (Asylum) は、英語で以下の意味を持つ。 避難所、保護、亡命。 →政治的な避難所についてはアジールを参照。 精神薄弱者、孤児、障害者、老人などの保護施設》。ついで、アサイラムという名をもつ映画会社、通販サイトなどが並ぶが、どれも接点はない。

しばらくはモヤモヤしたまま過ごす。が、もしかして、と思い当たるものがあり、「姫乃たま アサイラム」というワードで検索して、ああ、やはりそうだったと納得した。

ASYLUM」とはバンドの名だった。しかしぼくはこのバンドについて何も知らないし、曲を聴いたこともない。ただ、姫乃たまの父親がこのバンドにかつてベースとして参加していたということから、おそらく配信番組で、吉田豪の口からこの名が出たのを何度か耳にしたことがあるのだった。「アサイラム」という語感がなんとなく良くて耳に残ったのだと思う。