2023/05/29

⚫︎夢。外から帰ってきた母親が、台所仕事をしながら、唐突に涙を流し、誰かに何かを言われたのか、そこまで言うことはないじゃないかと憤慨している。しかしその母の顔を見ると、ぼくが知っている(夢の外の現実に存在している)母とは似ても似つかない別人のように見える。痩せていて、顔が小さくて目つきが鋭い、猛禽類のような顔で、髪型も、サイドを刈り上げていて、センターの長い黒髪をゴムで高い位置でぎゅっと一つに束ねている。「母」ってこんな感じだったか…?。しかし、違和感のない、母の本来の顔や髪型がどうだったかを思い浮かべられるわけでもない。夢の中で、ぼくはいつの間にか母親の顔を見失ってしまったのだなあと思い、一体いつから見失ってしまっていたのだろうかと思う(その見知らぬ女性が「母」だということにかんしては疑っていない)。