2023/12/02

⚫︎なんか観入ってしまった。語る、語る。

根拠は夢。どんな変な夢を見ても、夢だとそれを信じてしまう。宇宙も夢をみる、あらゆる生物、あらゆる物質も夢を見る。存在自体が夢を見ているけれど、実際に実現したものはすべて夢を裏切っている。実現しているものはすべて誤謬だ。「虚体」とは、あらゆる生物、あらゆる物質のみる夢を全部集めて「これだ」といったもの。それがここに出てくる(と言って白紙を示す)。時間も空間も重力も脱却したい。文学というのはそれをやることだ。ドストエフスキーは人と人との間で上手いことそれをやったけど、「物」にまで安心させてやりたい。お前も安心できるものが「ここ」にあるぞ、と。こういう椅子にも示してやれるわけですよホントは、こういう靴下にも。と、いうふうなことを書きたいわけだけど、書けないわけなんですよ、なかなか。

埴谷雄高独白「死霊」の世界 1 - YouTube

埴谷雄高独白「死霊」の世界 2 - YouTube