2023/12/27

⚫︎こんなに暖かい十二月があるのだろうか。十二月の半ばくらいまでまったく暖房を使わなかったし、今でも陽の出ている昼間は暖房の必要がない。

⚫︎一月にある大学の講義とイベントのために、二つのスライドを並行して作っている。なににしてもそうなのだが、全体の見取り図とか目次のようなものを先にざっくり作ってからそれを埋めていくということができない。いきなりどこかの部分からはじめ、それを、完成とはいえなくても、かなり完成に近い感じにまで作り込んで、そのような部分がいくつかできないと、全体の見通しのようなものを作ることができない。具体的な細部の手触りがいくつかあって、はじめてなんとなく全体のイメージが見えてくる。

(小説を書いている時が一番そういう感じが強くて、一つの文をほぼ完成させてから、そこから展開する次の文を考える。後から、まったく直さないとまでは言わないが、一度書いたものはほぼ直さない。いらないと思って削ることはある。それを書いている時と同じテンションにならないと直せないので、直さないというより、直せない。)

スライドを作るのは、言葉で考えている部分と、配置やビジュアルで考えている部分と、あと、単純に作業として、図像をスキャンしたり、ネットで探したりする部分があって、頭の使い方がそれぞれまったく違うので、一つで煮詰まったり、飽きたりしても、別の部分に移行することができる。