2024/02/08

⚫︎なぜかわからないが、大学の学園祭の夢を見た。ひたすら喧騒と混乱、みたいな夢だった。大学の時は、なんのサークルにも所属していなかったので、大学祭には作品展示としてしかかかわったことがない。期間中も、一日くらいは出かけて、ざっと様子を見て帰ってしまうというくらいの感じだったと思う。だから、「ビューティフルドリーマー」みたいな、学園祭の喧騒と混乱という経験はない。

夢の中で、喧騒と混乱に疲れて、学食のカレーはまだ残っているかなあと思って学食に行くと(学生時代、学食の定食メニューは早い時間に売り切れてしまうのだが、カレーかうどんだけは午後3時くらいまでは食べられた)、なんとかまだ残っていて、「おお、三十年ぶりの学食のカレーだ」と感慨を抱くのだが(学食では大学の同級生が働いていた、特定の誰かではなく同級生的な誰か)、混んでいて座れそうなところがなく、カレーを持ったままウロウロしているうちに、あちらこちらで少しずつこぼしてしまい、結局、手をつけないうちに皿の中がカラになってしまった。

この夢とはまた別の話で、これはぼくだけのことかもしれないが、夢の中ではものを食べることができない。料理があって、それを口に運ぶと、食感も味もなく、ただ空を噛んでいるような感じになってしまう。どんなに美味そうな料理でも口に入れると「空」になる。匂いはあると思うのだが、ぼくの夢の中には食感と味がない。

(アニメやマンガなどの紋切り型表現で、夢の中でたらふく食べて、「むにゃむにゃ、もう食べられないよう」と寝言を言うパターンがあるが、あれを経験した覚えがない。)