2024/03/08

⚫︎『マカロニほうれん荘』に衝撃を受けた派だったぼくは、『Dr.スランプ』が登場した時に、それまでとは異質な、何か決定的に新しいものが現れたという驚きを感じるとともに、その世界にどこか馴染めない感じがして、それが「少年マンガ」から離れるきっかけとなった(13歳くらいだったから年齢的にもそういう歳だったと思う)。『Dr.スランプ』の一巻は買ったと思うけど、それ以外の鳥山明には縁がなかった。今に至るまで、『ドラゴンボール』にはほんの少しも触れたことがない。思えば、鳥山明とは決定的にすれ違った人生だ。三、四年遅く生まれていたら、『ドラゴンボール』もすんなり受け入れていたかもしれない。まさに縁がなかった。