●少し前からトイレに蜘蛛が住み着いている。脚まで含めると体長が15センチくらいはある大きめのやつ。ドアをあけると便器の前にいる。ドアを開けても何の反応もなく不動のままだが、ぼくが便器に近づくとさすがにカサコソ動いて便器の後ろ側にまわって隠れる。でも、次にまたドアをあけると同じ場所にいる。めんどくさそうに「かたちだけ」みたいな感じでゆっくり隠れる。トイレにゆくたびに毎回必ずいるというわけでもない。いない時もある。しばらく目にしなくて、便器の後ろ側を掃除してもいなくて、どこかへ行ったかと思うと、また同じ場所にいたりする。薄茶色というか、濃い黄土色の地味な感じ。
●引っ越して、今は、前に使っていた人(大家さん)が残してくれた机があるので、以前のように本を読んだり書き物をしたりするために喫茶店に行くことがなくなった。出入り口と窓と両方開け放しておけば風が通ってまだそれほど暑くはないし。ただ、窓に網戸はあるが出入り口にはなくて、だから出入り口付近で蚊取り線香を焚く。
そもそも近くに喫茶店がない。駐車場のスペースを広くとってある郊外型のファミレスならいくつかある。マクドナルドもあるけど同じような作りでドライブスルーだ。そういう郊外型ファミリー層向けの店では落ち着いて長時間粘れる感じがしない。まだ入ったことがないからわからないけど。
だから最近、インスタントコーヒーしか飲んでいない。今日、銀座に出て、時間調整のために喫茶店に入って、出てきたコーヒーを一口飲んだ時、そのことに気づいた。あ、喫茶店のコーヒーだ、と思った。
●苦労していた原稿を、朝もう一度読みなおしてから送信したので、今日は一時中断していた小説のつづきを少し書いた。つづきを書くために今まで書いた分、一万字くらいを読みなおしたら、思いの外おもしろかった。このおもしろさが他人に通じるものなのかどうかは自信がないが、ともかく、ぼくにとってはおもしろかった。方向としては外していないはずだ、と思った。
●とはいえ、半日うなっていてもほんのちょっとしか進まない。
●夕方になってから出かけた。
●25日に京都で用事があって、一泊して翌日、半日くらい観光する時間があるのだけど、基本的に旅行とかに興味がない(興味がないというか、興味あっても経済的に無理だから「ない」ことにしている)から、何を見たらいいのかぜんぜんわからない。