●日付を間違えた。10月21日の日付がついている日記は実は20日の日記なのだが、掲載されている写真はぼくが撮ったのものではなく「百年」のスタッフが撮ったもので、使用の許可を得てからアップしようと思っていて、今日(21日)の出がけにメールを見たらOKという返事が来ていたので、ああ、もう出なくてはと思いながらあたふたアップしたので、日付を直すのを忘れてそのままアップしてしまった、というのが今日の出来事で、つまり21日づけの日記は20日のもので、そしてこれは21日の日記です。
●今期のアニメは「オルフェンズ」くらいしか面白いものが見つかっていないのだけど、全体に低調な感じのなかでは『終物語』が比較的には悪くはない感じで、例えば二話で、老倉育が阿良々木暦の手に鉛筆を刺して怪我をさせ、それをたまたま目撃してキレた戦場ヶ原ひたぎが、「文房具で阿良々木くんを傷つけてよいのはわたしだけ」と老倉を殴って(正確にはそこに至るまで一悶着あるのだが)気絶させてしまった後、気絶した老倉を見る一瞬の無表情を挟んで、阿良々木の耳元で「阿良々木くん、わたしも気絶するから、あとよろしく」と言って気絶してしまう場面で、ああ、久しぶりに「戦場ヶ原ひたぎ」というキャラが現れたという感じがしてよかった(『恋物語』は戦場ヶ原が主役だったけど、この話ではほとんど「ああ、これが戦場ヶ原だ」という瞬間は訪れなかった)。物語シリーズの面白さは、物語はつまらなくても、こういうところで「ふいにキャラが立つ」ところではないか。とはいえ、この場面で現れる戦場ヶ原の「戦場ヶ原性」は、ほとんど声優である斎藤千和の声と喋り方に依存していると思う。
(あと、二話には「モンティ・ホール問題」が出てくるのだけど、A、B、Cという三通の手紙があって、Aを選んだら中に「Bは正解ではない」と書かれた紙が入っていたからCの手紙を選ぶ、というのでは「モンティ・ホール問題」になっていないのではないか。「Bは正解ではない」という情報は手紙を開封する前に外から与えられなければならなくて、Aの手紙を開封してしまった時点で問題が成立しない。)