堀禎一の新作『夏の娘たち ひめごと』のチラシと予告編。「やまだないと堀禎一監督の映画「夏の娘たち〜ひめごと」に描き下ろしイラスト」(コミックナタリー)。予告編をつくったのは『螺旋銀河』の草野なつか。7月1日から21日まで、ポレポレ東中野でレイトショー。
http://natalie.mu/comic/news/234724
ぼくはこの映画、既に観ていて、今、それについてがっつりと文章をいている余裕はないのだけど、とても面白いです。クラシックなメロドラマの端正さと、現代デジタル映画の底の抜けちゃった感とがウソのように同居していて、閉ざされた田舎の出口のない近親愛をめぐる重たい物語が、バカッと開かれた開放的な空間によって描かれる、すごいざっくり言ってしまっているけど、そんな映画だと思います。特に、主な舞台となる旅館の空間がとてもおもしろくて魅力的。