2019-06-24

●技術というのは目に見えてあらわれているところには既にない。

技術とは、未だあらわれていないもの、認識できていないものを、あらわし、認識するためのもの、その間(見えないと見えるの間)を媒介するものであって、既にあらわれてしまった(目に見えてしまった)もののなかにあるのは技術の結果でしかない。

技術の結果でしかないものを技術と取り違えるところに形骸化が生まれる。

(しかし、技術の結果としてあるものを、一つのフォーマットとして使うことはできるだろう。)

逆に、重要なのは、技術の結果でしかないものから、技術のありようを直感し、それを掴むことだろう。