2022/01/21

●(昨日からのつづき)「顔」が問題になるとき、いつも必ず想起される(この作品における)マティスの顔の描写。顔でないもののなかから今にも「顔」がたちあがってくるかのような、あるいは、顔が「顔」であることが今にも崩れて散ってしてしまいそうな感じ。一つの顔でありながら複数の顔へと分裂してしまいそうで、それでいて、「顔」としてのある一つの表情を湛えている。こんな風に「顔」を描く画家はマティス以外に知らない、というか、マティスであっても、このように顔を描くことは稀だ。

 

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一筆書きで描かれた顔、つづき。

 

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