●『フィクションの音域 現代小説の考察』が、BCCKSスタッフ、栞さんの選ぶ栞書店「14年第28週の平積み!」に選ばれました。
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●深夜アニメ。『東京ESP』。一話目は、わりとありがちなSF物かと思ったけど、二話目の超展開に驚いた。この先どのような方向へ行くのか、ちょっとだけ楽しみ(というより不安?)。『東京喰種(トーキョーグール)』。三話目まで。えげつない話ではあるけど、物語の構築としては堅実につくられている感じ。今後もしっかりした展開になることが予想されるけど、その分、意外性や驚きは少な目なのではないかという気もする。『残響のテロル』。ちょっと『太陽を盗んだ男』みたいな感じになってきた(沢田研二という名前が出ていたから意識的なのだろう)。ぼくは「太陽を…」をそれほどすごいとは思わないんだよなあ、と思ってしまう。そっちの方へ行くと、テイストとしてちょっと古臭い感じになるのでは…、と。まあ、まだまだどうなるか分からないけど。『DRAMAtical Murder』。二話目まで。これはちょっと期待していいのかな、という雰囲気。それにしても女性キャラが全然出てこないのは珍しいなと思ったら(女性は主人公のお婆さんくらい)、原作がボーイズラブ系のエロゲらしい。『ALDNOAH ZERO』。二話目を観て、なんか普通だな、と思ってしまった。『スペース・ダンディ』。二話目が終わった後の予告を観たら、三話目がとても面白そうだった。次週に期待。『月刊少女 野崎くん』。二話目は、一話目にくらべると、ちょっと説明的に、というか、あるあるネタ的になってしまったかなあ、と思った。でも、わりと好きな感じ。『六畳間の侵略者!?』。二話目まで。パクり設定だけで出来ているような、創造性のまったく感じられない(モロにハーレム系な)、かなりダメなアニメだと思うけど、これには軽くハマってしまうかもしれないという予感(こういうのが好きな自分もかなりダメだな、と思う)。前にも書いたけど、高橋留美子テイストが、三十年後にこのような形になって生き残っているのだなあと、しみじみしてしまう。八十年代はまだ死んではいなくて、このようなダメアニメとして(ダメダメと何度も言ってしまってごめんなさい)脈々と受け継がれているのか、と。