●お知らせ。『フィクションの音域 現代小説の考察』は、BOOKWALKRでも取り扱われています。
http://bookwalker.jp/def0334c93-149a-4ff9-b95a-b52e43ac8a18/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%AE%E9%9F%B3%E5%9F%9F-%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E3%81%AE%E8%80%83%E5%AF%9F/
●深夜アニメ。今期でいい感じなのは、今のところ『月刊少女 野崎くん』かなあ。『DRAMAtical Murder』も、雰囲気(細部やガジェット)はいい感じ。
『残響のテロル』は、被ばく二世の刑事とか出てきてますます長谷川和彦寄りになっているのだけど、二人の少年の行う、明らかに警察や国家を標的とするテロの「動機」(おそらくそれが物語の核心になるのだろう)を、ちゃんと説得力をもったものとして提示することが出来るのだろうか。出来るならすごいと思うけど、それはかなり難しいというか、ハードルが高いのではないか。今のところ、「ピングドラム」の子供ブロイラー的な光景がチラチラ出てくるくらいしか分からないけど(あと、オイディプス神話の使い方がイマイチな感じ)。
『東京ESP』の展開の読めなさはすごい。でも、面白いかどうかはまだ分からない。『スペース・ダンディ』は、もう一ひねり足りないという感じがしてしまう。あと、もう一ひねりくらいないと、パロディにもならないのではないか、と。