東工大で、「文学A」という講座のゲスト講師として『この世界の片隅に』について講義した。磯崎さんと久しぶりに会った。
ぼくは、「人前で話す」ということに対して緊張するということは特にないのだが、それは、ただ「話す」ことだけでいっぱいいっぱいになって、自分が今、大勢の人の前にいるのだということを意識できるまでの余裕がない、ということなのだと思った。
(時計を見て時間を確認する余裕もなく喋っていた。)