2020-11-12

●なぜか分からないが、何十年ぶりかで受験の夢を見た(自分が高校生だったり、中学生だったりする夢はたまに見るのだが)。それも、なぜだか自分が受験生として登録されていなくて、受付でさんざん揉めて、もう試験が始まってしまい、今年は諦めるしかないのかと思いかけたところで、ようやく会場に入れてもらえて(場所は芸大の彫刻棟)、他の受験生たちは既にデッサンを描いているところに、割って入るように位置につき、そうしたら今度は、デッサンのための道具を忘れたことに気づき、鞄をひっくり返して、描画に使えそうなものをかき集めて、なんとかこれで乗り切るしかないと覚悟を決めて、これらのアクシデントのために、かえって士気が高まるというか、よしやってやろうじゃないかと気持ちが盛り上がって、デッサンを描きはじめたというところで夢が途切れ、目が覚めた。なぜ、この年齢になって、というか今日にかぎって、(長らく見ることもなかった)受験の夢など見たのだろうといういぶかしい気持ちと、もう少し夢が続いてあの気持ちのままデッサンを描きたかったし、そうすれば大学にも合格できたはずなのにのにもったいないという気持ちとの両方を、目覚めた時にもった。