●お知らせ。VECTIONとして、「予算案から顔(能面:オモテ)を作ってみた」をmirrorに公開しました。
《集団の予算配分はその集団の性質をよく表すと思われる。だが、特定の集団の予算案の全体像やバランス、傾向などを、ただ数値が並んだ表を見るだけで把握することは難しい》
《そしてグラフにしたからといって分かりやすくなるとも限らない》
《人間には人の顔に対してとても敏感だという特徴があって、些細な表情や微妙な細部の違いから、ぱっと見で多くの情報を察知する能力に優れている》
《ならば、人の「顔」に、予算案の全体像(その性質や傾向)のような複雑で掴みづらいものを、ふわっとうまく要約してくれる「図表」のような機能を持たせられないだろうか》
●『ちょこっと京都に住んでみた。』に、近藤正臣が、かつて相棒のような仲だったのに、ちょっとした行き違いから親交が全く途絶えてしまっている古い友人に、周囲の後押しもあって何十年ぶりかに会いに行く決心をして、会いに行くという場面があって、そこで出てくる古い友人が、何も語らなくても顔だけで全てを物語るというような、とてもいい感じのお爺さんで、ああ、素晴らしいなあと思って観ていたのだが(次の回では近藤正臣が喪服を着ていて、この友人が亡くなったことがさらっと示される)、エンドクレジットを見ると「桜木健一」と書かれていて、思わず「おお」と声が出た。桜木健一がこんなに渋いお爺さんになったのか、という驚きがまずある。だがそれだけではない。桜木健一といえば「柔道一直線」で、「柔道一直線」といえば近藤正臣の「足ピアノ」で、この二人を、ここでこういう形で再会させるのか、と。