●夢のなかでとても体がだるい。外で人と会っているのに、地べたに横になって、半分眠ったような感じのまま受け答えをしている。なにか建築物の見学会に参加している。ハイテク設備で、空気は適度に乾燥し、窓がないのに部屋のなかには心地よい程度の微風が常に吹いている。通常の空調とは異なり、場に作用して空気を動かしている新技術なのだという。近所に住んでいるという古い知人が、四、五人、入れ替わり立ち代わり訪ねてきて、今回は本当におめでとうと言って帰ってゆく。それでも、あまりに疲労感が強くて立ち上がれず、横になって半分眠ったようなまま、ああ、わざわざありがとう、とだけ言う。でも、自分の身に、おめでとうと言われるような何があったのか思い出せない。そしてひたすらだるい。