●気候がよくなってきたせいか、ついつい寝過ごしてしまう。夢をみながら、なんかこの夢だらだらつづくなあと思って、目が覚めるとたいへんな時間になっていてあせる。死んだおばあちゃんが夢に出てきて、この話をお前にぜひしてやろうと思っていたと言って「時間水」の話をするのだけど、その話があまりに長くて面白くないので、罪悪感をもちつつも、ちょっと時間がないからまた今度と遮ってしまうとか、喫茶店にいて、他に客はいないのだけど、テーブルの上に何粒がゴマが落ちていて、それを指で弾いてテーブルの外まで飛ばす、するとまたゴマがあって、それも指で飛ばす、それを何度も繰り返しているうちに、床がゴマだらけになってしまう、よく見ると、ゴマだけではなく、ごく小さい石膏で出来た立方体や三角錐も混じっている、とか、本当にどうでもいい夢が次から次へとやってくる。