●i以下、小鷹研理さんのツイッターから。自他反転とも言える、たいへん興味深い体験だと思う。ここでは、《自分を見失》ったと感じている、「通常運行の自分」を下支えしている、より根本的な志向作用の起点(あるいは、志向作用の立ち上がりそのもの)のようなものが露呈されているのではないか。
《さっき、はじめて密閉型のイヤホン使って携帯の通話をしてみたんだけど、最初、僕の方で、びっくりするくらい発話の間合いがとれなくなってしまい、ぐだぐだになっていった。かなりあせった。相手も「なんだこいつ」みたいになってた。ふ〜。》
《相手の声が完全に頭内定位してしまって自分の「内なる声」みたいになっている一方、自分の声はといえば、極度にくぐもって聞こえるので(セルフモニタリングの失敗)むしろ外から他人の声としてやってくる感じに近い。注意を向けるべき場所もその足場も一気に失った感じ。まさに「自分を見失う」。》
https://twitter.com/kenrikodaka/status/1189044152685613057