2020-01-09

●「文學界」の「新人小説月評」の今月の対象作品が、作品数が多い上にボリュームもあり、また、まったく未知の作家が多く含まれているので、これを全部受け止めるだけでもかなり大変なことだとびびっている。

●先月の(今月発売の「文學界」に載っている)「新人小説月評」では、「未の木」(飛浩隆)について、他の小説よりかなり多くの字数を費やして書いている。実は、この小説がとても面白かったので、(構造的な類似点が多いと思われる)初期作品の「デュオ」を読み直して、二つの作品を比較して論じようかとも思ったのだが、これは飛浩隆論ではないのだから(字数の限りもあるし)と思い直して、「未の木」についてだけ書いた。