●中学生くらいの頃、はじめて憶えた(テレビ番組で映画を解説する人じゃない)映画評論家の名前は松田政男だったんじゃないかと思う。(8ミリ映画をつくっていたから)ぴあフィルムフェスティバル関連の文章とか、「イメージフォーラム」(雑誌)とかで知った(読んだ)のだと思う。単著は読んでない。
(それからすぐ、蓮實に行ってしまうわけだが。というか、時代的には重なっているので、同時期に一緒に受容したという方が正確か。81年くらいの「イメージフォーラム」には、松田政男や松本俊夫も書いていたし、蓮實重彦も書いていた。)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/obituaries/CK2020032002000184.html
●Wikipediaに載っている松田政男の経歴がすごかった。
《台北生まれ。東京都立北園高等学校在学中の1950年に日本共産党に入党し、軍事方針をとる所感派に属しながら、武装組織である山村工作隊等で活動し、同校卒業後、職業革命家となるも、1954年の第二次総点検運動により党活動停止処分を受ける。
その後、共産党神山派で活動するが、ハンガリー動乱を巡る神山派分裂後は、トロツキズムからアナキズムに接近。60年安保の後は未來社で編集者として勤めつつ、チェ・ゲバラやフランツ・ファノンの第三世界革命論を導入しながら、直接行動の原理を模索した。》