●気がついてぎょっとしたのだが、アマゾンの「読書履歴に基づくおすすめ」の上位が、『トポロジーの発想』、『トポロジカル物質とは何か』、『具体例から学ぶ多様体』、『集合と位相をなぜ学ぶのか』、『群論入門』、『集合・位相・圏』となっているのは何故なのか。確かに最近、ごく初歩的な「トポロジー入門」的な本を二冊買いはしたのだが。そしてそれに、萩尾望都『マージナル』、「BUBKA」のコラムパックがつづき、その次にようやくフィリップ・K・ディックの短編集と『美学』(アレクサンダー・ゴットリープ・バウムガルテン)がくる。これが自分の読書傾向を反映している「おすすめ」とはとても思えない。アカウントが乗っ取られていたりするのだろうか…。
(あ、そうか。これはKindleでの購入に限ったデータからの「おすすめ」なのか。それだと、なんとなく思い当たるふしはある。萩尾望都『バルバラ異界』を電子書籍でマンガを読むのはどういう感じなのかと試しに買ったし、ディックの短編集も一冊買ってみた。「BUBKA」はおそらく『証言 モーオタ』を買ったことの反映だろうし、『美学』は中井正一『美学入門』を青空文庫からダウンロードしたから出てきたのだろう。とても少ないデータから算出されるので、こういう極端なことになるのか。)