●今日は朝から一日かけて部屋の整理。大掃除にはまだはやいけど、大掃除が可能になる状態をつくるためのもの。(同時に、喫茶店にまで出勤しなくても原稿が書ける状態をつくるためのもの。)アトリエ部分は、あまり整理して、空間がかしこまった感じになると手が入らなくなってしまうので、散らばっているゴミを捨てたり、筆や描画材をちょこっとまとめて置いたりするくらい。
部屋の整理といってもその作業のほとんどが本の整理で、これはもう整理のしようがないのだけど、書斎や書庫などという贅沢なものを持てないし、手前と奥の二列に詰めてある本棚ももうとっくに飽和状態なので、本は段ボール箱に入れて、その箱を何段にも積んで置いておくしかない。部屋じゅうに散らばっている本をかきあつめて、近々読む予定か、あるいは頻繁に参照する可能性の高いものと、そうでないものとに分けて、そうでない率が高いものほど、下の方の箱に詰め、徐々に上へと積み上げて、近々読む可能性の高い物は、出来るだけ目につくところに置いておき、さらにその全体をいくつかの「山」に分けて、部屋のなかに出来るだけコンパクトに納まるように配置し直す、というだけの作業が、まる一日かかってしまう。(ウチには机やテーブルといったものがないので、本を積み上げて、その上にカルトン(デッサンの時に使う大きな画板)を載せて、そこにノートパソコンを置いて机がわりにもしている。)
●夕方まで作業した後、用事で新宿まで出る。ついでに立ち寄ったジュンク堂に、「日本の古本屋」で購入して、ちょうど出がけに届いたのと同じ本が、棚にあった。本体価格は古本の方が安いのだけど、送料と振り込み手数料を足すと、書店で買う方が30円安かった。(でも、探しに行った目当ての本はなかった。)