●用事があって久々に出掛けた。部屋から出て歩きだすと、妙に足下がふらふらする。目眩というほどのものではないが、なんとなく平衡感覚がおかしい。まっすぐ歩いていつもりなのに、右や左にふわっと流れる感じがする。(自転車にはこわくて乗れなそうな感じ。)道路にペイントされている、車道と歩道とを分ける白線の上を歩いてみると、ちゃんとまっすぐ歩けているようなのだが、感覚としては、右や左にふらふら揺れている感じなのだ。つとめて遠くを見るようにしながら、ゆっくりと駅まで歩くうちには、ふらふら、ふわふわした感覚はだいぶ治まったが、そのかわり、頭痛の予兆というのか、本当はすごい頭痛なのに、どこかの神経がそれを顕在化させるのを止めているみたいな感じの、頭の重さを感じた。多分、目を酷使し過ぎているのだろうと思って(昨晩も朝方までゴダールの『映画史』をガン観していたし)、今日は、制作もせず、本も読まず、ビデオも観ず、ネットも見ずに、用事が済んで帰ったら、お酒を飲んでさっさと寝てしまうことにした。(で、二十日の朝にこれを書く。)