●今日もまる一日延々と用事をこなす。明日が締め切りで、今日中にヤマト運輸に持って行ってもらわないと困るので、集配の締め切り時間前までに終らせる必要があるから、朝はやくから、ずっとやる。五時半過ぎにようやく終わり、電話で集配を頼み、六時過ぎにヤマト運輸のお兄ちゃんがやってきて、とうとうぼくの手から離れた。今日はもう、本を読んだりする気にはならず、テレビで野球を観ながら、だらだらビール(第三のビール)を飲んだ。
●去年の11月につづいて、今月の30日にまた、阿佐ヶ谷美術専門学校でレクチャーをすることになっていて、テレビを観ながらビール(第三のビール)を飲みながら、どんな話をすればいいのかなあ、とぼんやりと考えていた。それでなんとなく、「思い出すこと」についての話をすればいいかもと思いつく。これは要するに、広い意味でのリプレゼンテーション(表象)についての話で、これは当然、絵画(を観る/描くという経験)についての話でもあるが、ぼくのことだからそれは自然に、夢や幽霊の話とつながる。思い出すたびに、夢にみるたびに、新たに、反復的に、経験し直されること(イメージ)、について。だからそこには「語る(語り直す)」ということも含まれていて、そのつながりで小説や演劇の話にもつながる。あるいは、写真と絵画とのイメージのあり様の違い、みたいな話にもつながるかもしれない。「思い出すこと」というテーマにすれば、今のぼくにとって興味のあることが、自然にいろいろとつながるのではないか。あと、ぼくは諸星大二郎の栞と紙魚子シリーズの「忘れっぽい幽霊」という話がすごく好きで、この話をマクラに使えるかなあ、とか考えていた。
(何故、「思い出すこと」について、というテーマを思いついたのかと言えば、おそらく、昨日『ジーザス・サン』を読んでいたからだと思う。目先のことにすぐ影響される…。)
●去年のレクチャーの時もそうだったけど、多分今度も、学外の人も参加OKということになるんじゃないだろうか。特にお金を取るということもないと思う。前回は学生より学外の人の方が多かったけど、今回は火曜日の午前中(十時半から十二時半)という時間帯だから、ちょっと難しいかもしれないけど。詳しいことが決まったら、ここに書きます。