●高尾山に登った。今日も途中の展望台までで、山頂までは行かなかった。それでも、アパートから歩いて行って、歩いて帰ってくると、三時間半くらいかかってしまう。そんなにのんびり散歩している余裕はないので、帰りは電車を使おうと思っていたのだが、登ったり下ったりしたら気持ちが高揚して、勢いでずっと歩いてしまった。そもそも散歩に出た時には、一時間くらいで戻るつもりだった。わりと暖かい日だったので、着替えをもってくればよかったと思うほど汗をかいた。晴れていたけど、4日に登った時ほどには空気が澄んでいなくて、遠くの方はぼんやり霞んでいた。
アパートから高尾山の登山口まで行く途中に、両界橋というなんかかっこいい名前の橋があって、上が京王線の高架、下が小さな川(案内川という名前みたいだ)で、それが×字にクロスするちょうど交点のところに、とても短い橋がかかっているのだった。つまり、道路も合わせると*みたいにクロスしている。しかし正確には、道路は軽くS字っぽくカーブしている。そこから少し先(高尾山側)に行ったところに小さな神社があって、その神社へ登ってゆく階段の途中からは、高架を走る京王線が、手をのばせば届いてしまうのではないかと思うくらい近くに見ることができる。高架を走る車両をちょっと見下ろす感じで近くに見られる。この神社はこの前、尻餅をついて泥だらけになった時、どこか手を洗える場所がないかと探している時に見つけた。尻餅をついたおかげですごくいい場所が見つけられた。
●散歩している時、ずっとズボンの尻のポケットに入っていた五千円札と千円札が汗で湿ってしまったので、部屋に戻ってからストーブで乾かしたら、パリパリになって、偽札みたいな質感になってしまった。時間が経ったら元に戻った。