●貧乏な上に絵の具とか本とかも買わなきゃいけないので、食事に少ししかお金をかけられない。基本的に外食はしないし(「呑む」時は別)、コンビニ弁当でさえぼくには贅沢品すぎる。そうなると、安くてお腹が一杯になるものを選ぶことになり、食べられるものが限られて(炭水化物ばっかりになったりする)、単調だから満足感があまりなくて、むやみに沢山食べてしまったり、味を濃くしてごまかしたりすることになり、もういい歳だし、これでは体に悪すぎる。
なので、ここ二ヶ月くらい、1日1食にして、そのかわりその1食を栄養のバランスなども考えて豪華なものにする、ということを試みている。豪華と言ってもたいしたことはないけど、1日分の食費を一回に使える。さすがに、1日に1食となると食事が待ち遠しく、楽しみなものとなり、食事についてちゃんと考えたりするようにもなる。食事に向けられる気持ちや関心が丁寧なものになる。買い物も、前よりは考えてするようになった気がする。要するに、いい加減なものを適当に食って1食を済ますくらいなら、それを抜いてしまって、後でその分もまとめて、ちょっとはマシなものを食べる、ということ。
1日1度の楽しみなので、ゆっくり時間をかけて食べる。料理と言えるほどのことは何もしなくて、ただ、買ってきたものを切ったり、火を入れたりする程度なのだが、まとめて調理しないで、一品作って、それを食べ、そしたら次の一品を作って、食べるというようにして、一時間以上かけて食べる。
●読み始めたばかりだけど、ランシエールの『イメージの運命』がかなり面白い。あと、『来るべき思想史』という本がとても面白かったのだが、この本を書いた清水高志という人のことをまったく知らなくて(ジュンク堂でなんとなく手にとってみたらなんとなく面白そうな感じだったので買った)、グーグルで検索してみてもあまり情報がなくて、ミシェル・セールの翻訳をしている人というくらいしか分からない。