●飲みに行って、帰れなくなって、泊めてもらった。フローリングにマットを敷いて寝た。タ、タ、タ、タ、タ、という、近いようで遠いような、というか、とても近い感じなのだがとてもかすかな足音(音というより、柔らかいものが硬い床に触れる感触)で目が覚めたら、至近距離から猫にじっと見つめられていた。ああ、猫だ、と思って、また眠った。