●お知らせ。まだ先だと思っていたらもうあと一か月半もないと気付いて焦っているのですが、10月に吉祥寺の古本屋「百年」で展示をします。期間は10月7日(水)から10月26日(月)まで。今つくっている作品が、どういう落としどころを迎えるのか、何処に行き着こうとしているのか、未だ見えていませんが。
●昨日ちょっとだけ書いたオープンダイアローグについて。それを実践しているフィンランドの病院のドキュメンタリーがYouTubeにある。
https://www.youtube.com/watch?v=_i5GmtdHKTM
●深夜アニメ。今週は「ガッチャマン」と「電波教師」の放送がお休みでちょっとさみしい。
「下セカ」の新たな展開がなかなかすごい。
例えばこの作品の登場人物の多様さは驚くべきものだと思う。主要な登場人物たちはたんにキャラの属性が違うとうだけでなく、誰一人として、その思想、立ち位置、出自、性質、視野(何を知っていて何を知らないか)、欲望、行動の動機などが被っていない。彼らは皆、それぞれ別の地点から世界をみているし、そのような者として関係をつくっている。そしてそれはたんに多様な人たちが出てくる話だというだけでなく、個々の人物の「違い」によって物語が動き、展開してゆくようになっている。この点については、「ガッチャマン」よりずっと複雑だろう(敵/味方の関係には還元できない)。
新たに二人の人物が登場したけど、それもたんなる目新しさの追加ではなく、作品世界の構造や力関係、フレームの変化を促すものであり、しかもキャラそのものとしても強烈である点もすごいと思う。