●なにを今更という感じなのだろうけど、普段テレビは観ないし日本のポピュラー音楽に親しい生活でもないので知らなかったのだが、星野源を発見してちょっと動揺している(俳優としての星野源は知っていたけど)。おおっ、こんな人がいるのか、すばらしい、と。小沢健二の「LIFE」や「ブギーバック」が94年で、もう二十年以上経ったのだけど、時代は確実に進歩しているのだなあと、軽く感慨にふけったりした。
https://www.youtube.com/watch?v=7gcCRAl58u4
https://www.youtube.com/watch?v=LGG8grKZhxY
かつて、とんがっているものとして受容されたものが、まるく、マイルドになって、よりポピュラーで、広く受け入れられるものになる(重要なのは実際にちゃんとヒットしているところだ)。でもそれは、角がとれて鈍くなるのではなく、より洗練の度合いを増し、粒立ちも細かくシャープになっている感じ。まあこれは、日本型のガラパゴス的な特殊進化なのかもしれないけど、そうだとしてもすばらしい。