●『スターウォーズ フォースの覚醒』をブルーレイで観た。うーん、まあこんなものなのかな、という感じだった。
スターウォーズ」は、一作目と二作目を公開時(小学生だった)に観ていて、それ以降はまったく観ていない。だから特に思い入れなどはない。「スターウォーズ」は物語がおもしろくないと、小学生だった当時から思っていたけど、今回も同じ印象だった。ただ、一作目の時は、特撮が目新しかったりとか、宇宙人やロボット、メカなどの造形、ライトセーバーやホログラムなどの細かい小道具がおもしろかったので、そこで十分に楽しかったという記憶はある。それまで想像もできなかったような、当時としては見たことのない世界を見せられたという楽しさがあった。
(宇宙人たちが集まる酒場の場面などは大好きだった。酒場の場面でかかっている音楽もとても好きで、それを聴きたいためだけにサントラを買ってもらったという記憶もある。)
でも、今となっては、そういう新しさ、新鮮な驚きというものはなくなっている。おもしろくしようとし過ぎない、だらっと観られるゆるい感じが、詰め込み過ぎでせわしない映画よりも、むしろいいんじゃないかとも思ってみれば、それなりにはおもしろいのかなあ、という感じ。
それから、「スターウォーズ」はDVDなどで観直したことがなく、小学生の時以来だったからなおさらだと思うのだけど、時間の流れが感じられるところはよかった。ハン・ソロは他の映画でもよくみるけど、レイアが、いい感じのお婆さんになって出てきたところはちょっと感動した。映画のラストが(一作目から)40年後のルークの顔で、おお、ルークの今はこんな感じなのか、となって終わるのもいい感じ。ルークを観るのもフラーの『最前線物語』以来だ。