2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

●小鷹研究室の発表を観たこともあって、久々に『恐怖』(高橋洋)をDVDで観直した。面白かった。 この映画を、表象不可能性を扱ったメタ・ホラー(メタ・恐怖)のようなものとしてのみ捉えるのは一方的すぎると思う(作者の高橋洋自身が、そう思っているとしても)…

●三次元空間を、よりコンパクトな三次元空間のなかに(折り紙のように)折りたたむ、VRの技術。「中国科学技術大学、通路が連続するVR空間において狭い物理空間で大規模な仮想空間を歩行できる新手法を論文にて発表。分割統治法を用いた折り曲げ方」(Seamless)…

●一昨日からの続き。「人間は考えヌ頭部である(からだは戦場だよ2018)」(やながせ倉庫・ビッカフェ)について。 ●軟体生物ハンド(ラバーハンドイリュージョン) https://twitter.com/kenrikodaka/status/956868020755775493 これも相当に気持ち悪かった。ま…

●昨日からの続き。「人間は考えヌ頭部である(からだは戦場だよ2018)」(やながせ倉庫・ビッカフェ)について。 ●『Immigrant Head』(漂流頭部) https://twitter.com/i/web/status/956686973804060672 エルボリストが、目玉の反転とそれに伴う身体操作の反…

●「人間は考えヌ頭部である(からだは戦場だよ2018)」(やながせ倉庫・ビッカフェ)に行った。ぼくの住んでいるところからだと、新幹線を使えば名古屋くらいまでなら都心に出るのと時間的にはあんまりかわらない。名古屋から岐阜までは20〜30分くらいなので、…

●「人間は考えヌ頭部である(からだは戦場だよ2018)」(小鷹研究室)のための予習。その四。 https://twitter.com/i/web/status/956686973804060672 《(…) 『Immigrant Head』(漂流頭部)です。これは、二つの方法で、頭部だけが漂流するような自己イメージ…

●小鷹研究室の発表を観に行く前に、『恐怖』(高橋洋)をDVDで観直しておきたかったのだけど、時間がとれなかった…。 映画「恐怖」特別映像 その1(YouTube)閲覧注意。 https://www.youtube.com/watch?v=JUe9GLjTTO4 映画『恐怖』予告編(YouTube) https://www.…

●「人間は考えヌ頭部である(からだは戦場だよ2018)」(小鷹研究室)のための予習。 http://lab.kenrikodaka.com/event/2018_KSJ/index.html ●その一。 https://twitter.com/kenrikodaka/status/955405064486641665 《(…)「セルフ・アンブレリング(重力反転…

●『クイズとき子さん』の、原作者朗読つき絵コンテ動画、31話から67話まで一気に観てしまった。67話で完結していた。 https://chuun.ctv.co.jp/program/11 正直言えば、31話以降はかなりテンションが下がっていたかなあと感じてしまった。話が「宇宙意識の会…

●huluに、アニメ『クイズとき子』さんの25話〜28話(一話二分くらいだけど)が新着としてあがっていたので観たら、勢いがついて止まらなくなってしまい、つづけて、原作(というか、原作者による朗読つき絵コンテ動画のようなもの)を30話まで観てしまった。 ア…

●プラトン(幾何学・イデア)やアリストテレス(自然学・コスモロジー)によって生まれたギリシャの数学や自然哲学が、アレクサンドリアを通じてヘレニズム文化のなかで自然科学として発展したものの、それは、ローマ帝国とキリスト教の支配によって長く異端とし…

●次の週はいろいろある。 ●「人間は考えヌ頭部である」(1月27日・28日) http://lab.kenrikodaka.com/event/2018_KSJ/index.html これをなんとか観に(体験しに)行きたいと思っているのだが、岐阜まで行って日帰りは可能なのか。多分、一番のハードルは、朝、…

●「黄泉の国からの脱出」のような夢を見た。途中で、これはあきらかに夢だと気付いたのだが、ということは、自分は今、病院のベッドで昏睡状態で寝ていて、この夢から脱出できないと死んでしまうのではないかという恐怖が生じた。必死で脱出を試み、なんとか…

●昨日の日記の最後で『ゲンロン0』から引用したこと。つまり、『カラマーゾフの兄弟』の「少年たち」の章において、「イリューシャ-ジューチカ-スメルジャコフ」という三者の関係のなかで(イリューシャにとって)失われてしまった---失われることで生じた、と…

●「思想」2017年12号に乗っているE・ヴィヴェイロス・デ・カストロのテキスト(人類学における「変形」、「人類学」の変形)には、はっきりと「相関主義に対するオルタナティブ」という語が書き込まれていて、もう、人類学と哲学とは完全に相互乗り入れしてい…

●huluで『クイズとき子さん』というショートアニメのシリーズをたまたま見つけて、てっきりゆるふわ的な感じだと思いこんで(クイズをつくる仕事をしている女性の話だというので、クイズ制作にまつわるあるあるネタのような他愛のないものだろうと)、寝る前に…

●フォーサイス、すごいな。脱ポストモダン的な作品で、ちょっと他に観たことのない感じ。« Alignigung » by William Forsythe(YouTube) https://www.youtube.com/watch?v=FpOQeOa6dhI 二つの身体を合成して第三の身体をつくりだし、その第三の身体でしか可能…

●『こどもつかい』(清水崇)をDVDで。清水崇は、『呪怨』があまりにも成功したために、ずっと『呪怨』シリーズの呪いに縛られてきたけど、基本的には、ホラーというよりもダークファンタジー(「恐怖」というよりも「怪奇」)の方に親和性の高い作家だとずっと…

●『BEATLESS』の第一話は、目立ったところがないというか、凡庸というか、「こういうアニメよくあるよね」という感じになってしまっていた。でも、導入部としては、こうするより仕方がなかったのかもしれない。これから先、シンギュラリティとか、(石黒浩的…

●「世界を救うのはエクスポネンシャルか、エクソダスか?──シンギュラリティ大学とカリフォルニアン・イデロギー再考」松島倫明(WIRED) https://wired.jp/2017/12/18/exponential-or-exodus/ ●シリコンバレーのテック系のような、《テクノロジーのエクスポネ…

●六日に、NHK-BSで放送したのを録画しておいた『ブンミおじさんの森』(アピチャッポン・ウィーラセタクン)を観ながら、リヴェット、ゼロ年代後半のチェルフィッチユ、そして高橋洋などとの関係について考えていた。これらの(バラバラに思えるような)名前を関…

●京アニの『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』の最初の回を見た。お話として面白くなるかどうかはまだ分からないけど、期待はもてそう。『小林さんちのメイドラゴン』以来の久々のテレビシリーズだと思うけど、久々に観るとやはり京アニはさすがだなと思う…

●昨日の日記にもちらっと書いたけど、エリー・デューリング「スーパータイム」(「思想」2017年12号)は、ほとんど『君の名は。』論のようにして読める。というか、「スーパータイム」のような方向から光を当てられるとき、『君の名は。』という作品の本当の凄…

●エリー・デューリングの「スーパータイム」(「思想」2017年12号・特集 E・ヴィヴェイロス・デ・カストロ)、とても面白い。今考えている「幽体離脱の芸術論」にもたいへんな刺激になる。今まで、デューリングが相対性理論を検討しつつ、ベルクソンやホワイト…

●ロバート・ゼメキスの『マリアンヌ』、とても良かった。お話も、展開も、結末も、ほぼ読めてしまうというか、定型通りなのだけど。新鮮さはなく、もう十分に知っているような話であっても、「いい話」は「いい話」であって、そして、それを改めて非常に高度…

●下の動画を観てにゃんこスターという存在を再認識した(テレビ番組そのまんまの動画アップだから、すぐ削除されてしまうかもしれないが…)。 https://www.youtube.com/watch?v=iZ52aP4OkAo モノマネというのは、なぜ面白いのだろうか。というか、「真似されて…

●放送大学の高橋和夫の講義をまとめて観られる方法はないものだろうか(放送大学に入学しないとダメなのか)。放送自体は観られるのだが、ふだんの生活時間が規則正しくない上に、曜日の感覚があまりないので、放送時間を覚えられなくて、いつも見逃して(録画…

●『きっと、うまくいく』(ラージクマール・ヒラーニ)をようやく観た。インド映画。寝しなに、どんな感じかはじめの方だけちらっと観ようと思ったのだけど、途中でやめられなくて最後まで観て、ほぼ朝になってしまった(3時間の映画)。 原題(英語タイトル?)が…

●十二月に撮った写真。 ●おまけ

●大晦日にNHKのBSでやっていた『龍の歯医者』というアニメの録画を観た。前篇と後篇とに別れていて、トータルで90分くらい。スタジオカラー製作、舞城王太郎、榎戸洋司、鶴巻和哉という名前が並ぶ。 前篇は、龍の歯医者というアイデアも面白く、久々に(「ト…