2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

●雨上がり。

●VRアニメについて考えるのならば、やはり『ソードアート・オンライン』はちゃんと観なきゃいけないんじゃないかと思い直し、まず第一期だけでもと思って観はじめたのだけど、案外面白い。 加えて、『電脳コイル』もまたはじめから観直しているので、新しい…

●今日の風景。

●たとえば、男性に陣痛の大変さを理解させるために、電気的に陣痛を再現する装置とかがあるけど、VRが発達すると、そのような、感覚や経験の共有化がもっと高い精度をもって、様々な場面で行われるようになるのではないか。VRは一方で、虚構的世界への個とし…

●noteで、「穴の空いた絵画(千切った折り紙の貼りあわせによる) 2016年」を公開しています。 https://note.mu/furuyatoshihiro ●アニメにおいて、その作品世界で用いられるVRやARのデバイスの違いが、物語や世界観にどのような影響を与えるのかということに…

●noteで「わたしは知りたかった/柴崎友香『ドリーマーズ』論 (3)」を公開しています。このテキストは、これで完結です。 https://note.mu/furuyatoshihiro また、「critique」という括りをつくりました。noteで公開した批評文についてはここにまとめて置いて…

●今日の風景。 ●アトリエから。穴の空いた絵画(千切った折り紙の貼りあわせによる)。

●アトリエから。穴の空いた絵画(千切った折り紙の貼りあわせによる)。 (1)絵が、支持体に依らずに複数のピースの貼りあわせによって出来ている。支持体が前提とされない。(2)しかし、ピースは紙なので、貼りあわせても平面として現れる。(3)平面であっても、…

●『ガールズ&パンツァー 劇場版』をDVDで観たけど、これは面白かった。評判なのも納得。二時間の映画で、そのうち一時間半は戦車バトルで、箸休め的にゆるふわのドラマ部分が三十分だけあるというつくりが、「ガルパン」という作品のベストなバランスである…

●noteで、「わたしは知りたかった/柴崎友香『ドリーマーズ』論 (2)」を公開しています。 https://note.mu/furuyatoshihiro ●VR(仮想現実)およびAR(拡張現実)の形式には、(1)虚構没入型(2)虚実一体型(3)多重フレーム型があって、アニメでいうと、それぞれ(1)…

●アトリエから。穴の空いた絵画(千切った折り紙の貼りあわせによる)。 ●アトリエ風景。

●西川アサキさんを中心として、掬矢吉水さん、柄沢祐輔さん、ぼくで、VRに関する研究と実作を行う集団「ベクション」を立ち上げ、渋谷で最初の会合。「ベクション(vection)」とは、視覚情報によって生じる偽の運動感覚、あるいは、視覚的運動感覚と身体的運…

●引用、メモ。「第一哲学としての美学:レヴィナスと非人間」(グレアム・ハーマン)より。上妻世海の翻訳による。「代理性(proximity)」について。このプロキシミティっていう概念がとても面白いのだが、プロキシサーバみたいなイメージということでいいの…

●noteで、「わたしは知りたかった/柴崎友香『ドリーマーズ』論 (1)」を公開しています。このテキストの初出は、「群像」2010年2月号です。 https://note.mu/furuyatoshihiro ●引用、メモ。『錯覚と脱錯覚 ウィニコットの臨床感覚』(北山修)より。ノンセンス(…

●アトリエから。色画用紙によるバリエーション。

●ハフィントンポストの武田徹の記事。「支持政党なし」善戦をもたらした"徹底的に孤立した個人" http://www.huffingtonpost.jp/tooru-takeda/election_japan_b_10953204.html この記事に完全に同意するわけではないけど、ぼくも「支持政党なし」はアイデアと…

●今日の風景。

●パラパラと雨が落ちて来たかと思うと、瞬く間に、傘をさすことにほとんど意味がなくなるくらいの豪雨に。なすすべもなくずぶ濡れになることの捨て鉢な喜びのために、外出中に雨を裂ける道具を人類は意識的に発展させなかったのではないか。濡れたズボンがぴ…

●お知らせ。けいそうビブリオフィルで連載している「虚構世界はなぜ必要か? SFアニメ「超」考察」の第五回目、『冥界としてのインターネット 「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」と「serial experiments lain」(2)』を公開しています。 http://keisobiblio.…

●とうとう、井上智洋さんのAIとBIに関する本が出るみたいだ。この本には是非ベストセラーになってもらいたい。そして、多くの人が本気でベーシックインカムについて考えるようになればいいと思う。 「人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊」(井上智洋) ama…

●近所の非ツタヤ系のレンタル店は、IVCと業務提携でもしたのか、最近IVC系のシネフィル傾向のラインナップが目立っている。『神々のたそがれ』とか『たのしい知識』とか『オーソン・ウェルズのフォルスタッフ』とか『ビリディアナ』とか『エル・スール』とか…

●『モノたちの宇宙』(スティーヴン・シャビロ)の序章に書かれる次の部分はぼく自身の現在の考えとほとんど一致する。 《偉大な詩人であるステファン・マラルメはかつて「つまるところ万事は美学と経済学につきる」と書きつけた。ぼくはこの箴言(アフォリズム…

●雨上がり。

●『来るべき内部観測』(松野孝一郎)、第一章をなんとか大筋では理解できたように思われたので第二章にすすんだのだけど、これがまた輪をかけて難しい。この本の文章はとても簡潔に描かれているのだけど、それがまたかえって難しい。薄い新書だからさらっと読…

●お知らせ。明日、7月8日の東京新聞、夕刊に、銀座のメゾンエルメスでやっている「奥村雄樹による高橋尚愛」展についての美術評が掲載される予定です。 ●ここ数日、寝る前の三十分くらいで『来るべき内部観測』(松野孝一郎)の第一章を何度も読んでいる。とて…

●七月だ。 ●アトリエから。折り紙をちぎってつくる小さな絵。

●noteで、「『寓話』(小島信夫)論/誰が『寓話』を語るのか」を公開しています。初出は、『小島信夫長篇集成寓話』(水声社)の月報(2016年)です。 https://note.mu/furuyatoshihiro ●六月に撮った写真、その二。

●六月に撮った写真、その一。

●アトリエから。試行。クマガイモリカズ的な画面が得られるまでのプロセス(色画用紙の重ね合わせによる)。一番下の10枚目の画像は、けっこうクマガイっぽくなったと思うのだけど。

●『VILLAGE ON THE VILLAGE』の監督、黒川幸則さんが学生時代につくった『ラララの恋人』という8ミリ映画を観たのだけど、これがびっくりするくらい素晴らしかった。何と形容したらいいのか。シリアスじゃない(ネガティブじゃない)『恐怖分子』というのか、…