2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

2022/05/31

●アマゾンで、伝説のホラー映画『シェラ・デ・コブレの幽霊』を観た。 最初の30分くらいはすごくおもしろかった。「え、これってどういうこと?」「なんで?」と「?」がたくさん発生するような、とてもぶっ飛ばした変則的な感じの展開でわくわくするのだが、し…

2022/05/30

●本を整理していたら古い雑誌が出てきて回顧モードになる(保存状態がとても悪い)。 「広告批評」41号。特集、糸井重里全仕事。1982年9月1日発行。表紙のデザインは横尾忠則。中学生の時に買った。「一行、一千万円」とか言われていた時代。 中央公論社の文芸…

2022/05/29

●今月は知らないうちにタイムリープしていたらしい。なぜか8日が二回ある…。 ●京急に乗って弘明寺へ。Goozenで、「井上実×白田直紀展 ときのげ--時間の外-- 」を観た。 ●白田直紀の作品ははじめて観たのだが、テクスチャーが不思議で、どうやったらこんな風…

2022/05/28

●フィクションというもののありようを、その反復回数(複数性)から考えることができるのではないか(思いつきのメモ)。 まず、フィクションと現実の違いとして、フィクションは反復可能であり、現実は反復不可能である、と考える。つまり、フィクションとは再…

2022/05/27

●部屋と、川と、山と。

2022/05/26

●(昨日からのつづき)「ブロッコリー・レボリューション」(岡田利規)には、特徴的な文の形がある。例えば一つ短めのやつを引用する。 (1)《きみたちは、車はバイパスをようやく抜けてさらに広々とした道幅の大通りへとでていた、それでもまだ渋滞だった。》 …

2022/05/25

●「新潮」2月号に載っている「ブロッコリー・レボリューション」(岡田利規)、とてつもなくすごかった。「わたしの場所の複数」が、16年後に、こういう形に展開されるのか、と。それにしても、小説家としての岡田利規の語りは、いつも男女の関係(男女の非-関…

2022/05/24

●これから寝る朝。

2022/05/23

●U-NEXTに『我が胸に凶器あり』(青山真治)が追加されていた。懐かしい。観られてうれしい。96年か97年くらいにVHSをレンタルして二、三回観て以来だと思う。 96年に青山真治の映画は三本公開されていて、『Helpless』と『チンピラ』と『我が胸に凶器あり』だ…

2022/05/22

●これから寝る朝。

2022/05/21

●アマゾンビデオで『海辺のポーリーヌ』(エリック・ロメール)を観た。この映画を観ている間じゅうずっと「紫陽花」という言葉(名)が出てこなくて、繰り返し紫陽花が現われるこの映画のなかで、あのありふれた、頻繁に見かける、あの花の名前がなぜ出てこない…

2022/05/20

●昼寝。まだ完全には眠りに入っていないところで夢をみた。半醒半睡で、この夢によってこれから眠りに導かれていくという感じ。そこで見た光景がとてもおもしろいものだったので、あ、これは写真に撮っておこうと思って、スマホを手に取るために目を覚まし、…

2022/05/19

●解像度を上げればよいというものではない。むしろ、(意図的に)解像度を下げることで、はじめて見えてくるものもある。有意義な解像度の低下。縮減、切り閉じ、という出来事。固有性は、それ固有の「解像度の下げ方」によって生まれるとも言える。「下げ方」…

2022/05/18

●これから寝る朝。

2022/05/17

●『祇園囃子』(溝口健二)。ミゾグチの映画には本当にクソ男しか出てこない。 ミゾグチの現代劇では、古い女性と新しい女性の対比(決して対立ではないところが重要)がよく出てくる。『噂の女』では、田中絹代と久我美子の母娘として、『赤線地帯』では他の女…

2022/05/16

●紙コップからの展開(切り込みを入れて、ひっくり返すという操作のみ、解体も接着もなし)。 便箋からの展開(切り込みを入れて、ねじるという操作のみ、解体なし、接着はあり)。

2022/05/15

●『祇園の姉妹』(溝口健二)。最初から最後までずっと、口をあんぐり開けて「すげえ」と呟きつづけるような映画なのだが、細部と構造の相克ということをちょっと思った。 ここに出てくる古沢(志賀迺家辨慶)というおっさんは、最初はずうずうしいおっさんだと…

2022/05/14

●83年か84年くらいのものだと思われるが、「YOU」の一回分がYouTubeにまるまるアップされていた。この時の山口昌男は、おそらく今のぼくより若い。中学生(高校生)のぼくに山口昌男はすっかりおっさんに見えていたが、今のぼくから見ると若々さの方を強く感じ…

2022/05/13

●80年代前半くらいの時期の坂本龍一が手がけた、飯島真理、大貫妙子、矢野顕子といった女性アーティストのプロデュースとアレンジの仕事は、今でも好きで時々聴きたくなる(大貫妙子はプロデュースしていないけど)。 飯島真理 1st Album「Rosé(ロゼ;初出198…

2022/05/12

●『赤線地帯』(溝口健二)。『噂の女』の京都の置屋の空間の美しさに対して、『赤線地帯』の吉原の空間の徹底した美しくなさ。時事ネタの生々しさとリアリズムの優先。しかしそれでもミゾグチの映画になっているのは、やはりセットの造形によるところが大きい…

2022/05/11

●『攻殻機動隊 SAC_2045』のシーズン2の配信が、もうすぐ始まるようなので、どんな話だったか思い出すために『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』の劇場版をNetflixで観た。二時間でいい感じにまとまっていて、そうそう、こんな話だったと思い出した。 シー…

2022/05/10

●『噂の女』(溝口健二)。この映画のすばらしさの三分の一くらいは、舞台となる京都の置屋のセットをつくった美術の水谷浩の力によるものだろうと思う。基本的にだだっ広い平坦な空間を、完全に仕切ることなく隙間をもたせつつ、衝立とか暖簾とか障子とかを使…

2022/05/09

●中学、高校時代の友人が夢に出てきた。本当に唐突に夢のなかに現れたのだ。 学生時代はそれなりに仲が良かったが、もう、何十年も会っていないし、夢によく出てくるということもない。そもそも、高校を卒業してからは数回しか会っていないはずだ。三十歳く…

2022/05/08

●動画、メモ。 トーフビーツのこのMV、すばらしい。 tofubeats - PEAK TIME https://www.youtube.com/watch?v=nqp-3hJvEfE おお、yurinasia ! yurinasia : YeYe × Kawabe Moto https://www.youtube.com/watch?v=QwUipHh8AT0 「CUE」のとてもよいカヴァー。 C…

2022/05/08

●「スキャニングによる版画の試み」改め「文房具絵画」。 (使用したもの。コピー用紙A4、クリアホルダー A4、いろがみ、色鉛筆、エプソンのスキャナーGT-S650にてスキャンする。) (糊づけなし。クリアホルダーに挟んで状態を保持し、スキャンしてデータをと…

2022/05/07

●おしらせ。『Jodo Journal 3』に掲載されているテキスト「桂離宮とバイロケーション (柄沢さんとの思い出とその作品について)」が、五月いっぱいの期間限定で公開されています。 (『Jodo Journal 3』の目次内にPDFへのリンクがはられています。) jodofuku…

2022/05/06

●「スキャニングによる版画の試み」改め「文房具絵画」。 (使用したもの。コピー用紙A4、クリアホルダー A4、いろがみ、色鉛筆。エプソンのスキャナーGT-S650にてスキャンする。) (糊づけなし。クリアホルダーに挟んで状態を保持し、スキャンしてデータをと…

2022/05/05

●「スキャニングによる版画の試み」改め「文房具絵画」。 (使用したもの。コピー用紙A4、クリアホルダー A4、いろがみ、色鉛筆。エプソンのスキャナーGT-S650にてスキャンする。) (糊づけなし。クリアホルダーに挟んで状態を保持し、スキャンしてデータをと…

2022/05/04

●「スキャニングによる版画の試み」改め「文房具絵画」。 (使用したもの。コピー用紙A4、クリアホルダー A4、いろがみ、色鉛筆。エプソンのスキャナーGT-S650にてスキャンする。) (糊づけなし。クリアホルダーに挟んで状態を保持し、スキャンしてデータをと…

2022/05/03

●一時、アマゾンプライムから消えていたロメールか復活したので『美しき結婚』を観る。 この映画で主役のベアトリス・ロマンは二度、衝動的に「結婚する」と言う。一度目は、つき合っている妻子ある男とベッドの中にいる時に、男の妻から電話がかかってきた…