2020-08-18

●最近、というか、今年になってから、公式のYouTubeチャンネルで、aikoの昔のMVをアップしていて、おお、と思う。ぼくは、ゼロ年代のはじめの頃、aikoの『桜の木の下』というアルバムを、バカじゃないかと思うくらい繰り返し聴いた。逆に言えば、aikoというアーティストにかんしては、このアルバムだけで満足してしまい、それ以降は、あたらしいシングルが出るたびに一応はチェックするが、ああ、やはりとてもいい、と確認して、それ以上は深追いしない感じになっている。

(一曲目の「愛の病」から四曲目の「お薬」までの流れの、中毒性がありすぎる感じ。)

あまりに聴きすぎたので、『桜の木の下』に収録されている曲を聴くと、時間の幅が消えてしまう感じがする。たとえば、来生たかおの曲を聴くと、八十年代はじめ頃の空気感や光の感じがまざまざと蘇るのだが、それとはちがって、『桜の木の下』の曲を聴くと(ゼロ年代はじめ頃が思い出されるのではなく)、過去と今との距離がなくなるというか、この20年の時間がギュッと潰れて、時間の幅がゼロになる感じ。

aiko- 『桜の時』music video

https://www.youtube.com/watch?v=fUJzm7ESF0M

aiko- 『花火』music video

https://www.youtube.com/watch?v=iqGHxcTPRfI

aiko- 『カブトムシ』music video

https://www.youtube.com/watch?v=wp2U40KI63A

●『桜の木の下』収録曲ではないけど、この曲もすばらしいなと改めて思った。

aiko-『飛行機』music video

https://www.youtube.com/watch?v=L1D16scoJ60