2005-07-18から1日間の記事一覧

カズオ・イシグロ『遠い山なみの光』

●カズオ・イシグロ『遠い山なみの光』(カズオ・イシグロを読んだのは初めて)。読み始めてすぐは、骨ばってギスギスした小説だと感じられた。このギスギス感は、描写が少なくて広がりに欠け(例えば主人公の住んでいるあたりの空間の設定は図式的過ぎるように…