2008-01-29から1日間の記事一覧

08/01/29

●『白暗淵』(古井由吉)を、ようやく最後まで読む。「潮の変わり目」で、死そのものにぎりぎりまで近づいたその世界は、「糸遊」では、すれ違うようにして死が身体のなかをすっと通り抜け、最後の「鳥の声」では、「潮の変わり目」のラストで予感された「春」…