2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

2020-07-31

●『日本蒙昧前史』(磯﨑憲一郎)を読んだ。磯﨑さんは、日本の他の作家とは全く別の方向を見ていて、別の場所を歩いている感じだ。 年号と固有名のない昭和史。しかし、まったく固有名がないというわけではなく、時々ぽろっと固有名が出てきて、はっと驚かさ…

2020-07-30

●本を買った。散財した。

2020-07-29

●世の中には立派な人がいるものだ、と思った。 【東大発ベンチャー】避難所の強い味方!“水道いらずのシャワー“がもたらす水革命とは / withコロナ時代 新しい公衆衛生を考える【WOTA代表・前田 瑶介】 https://www.youtube.com/watch?v=M--wma4NJoU

2020-07-28

●sora tob sakanaの解散ライブのチケットの値段に驚く(SS席(特典付き/最前列)68,000円、S席(特典付き/前方エリア)36,800円、A席15,800円、配信3,000円)。時間は長くて四時間(17時から21時)。これは、会場の本来のキャパシティの四分の一とか五分の一のお客さ…

2020-07-27

●フィロソフィーのダンスの曲をたくさん作っていた宮野玄士が、YouTubeチャンネルをもっているのを知った。宮野玄士の曲はだいたい好きだから、宮野玄士にとってのMy 100 Songsなら、きっとぼくも好きだろうと思うので参考になる。 My 100 Songsについて語る…

2020-07-26

●ロボコンの新作映画がつくられたらしくて、おそらくそのプロモーションのひとつなのだろう、昔の「がんばれロボコン」の一話めが、(違法アップロードではなく)東映特撮の公式チャンネルにアップされていた。 がんばれ!!ロボコン 第01話[公式] https://www…

2020-07-25

●『アンナチュラル』や『MIU404』にみられる、体制側の巨大な組織のなかで、組織内の大勢に波風を立ててまで新しい部署を作ろうとする志のあるリーダーがいて、その部署に、様々な事情や過去をもったクセのある人物が集まってくるという設定(フィクションの…

2020-07-24

●『MIU404』、第五話。地上波のゴールデンタイムで、人気俳優主演のドラマで、社会派としてここまで踏み込むのは、普通にすごいと思った。「夢の島」というタイトルもそうとう毒が効いてるし、「外国人は日本に来るな」という言葉をネトウヨとは反転させた意…

2020-07-23

●『美味しんぼ』(森﨑東)。ここで森﨑東は、原作や製作陣を尊重して、抑制的に演出に専念したという感じだろうか。(『喜劇 特出しヒモ天国』のような圧倒的な猥雑さや『街の灯』のような難解さはないが)原作モノの映画化という意味で、とても見事な作品だと…

2020-07-22

●『街の灯』(森﨑東)。面白かったけど、これは難しい映画だと思った。どの場面も面白いのだが、一本の映画としてのつかみ所がよくわからない。やたらとガチャガチャした映画で、そのガチャガチャ具合だけを見ると『金田一耕助の冒険』(大林宣彦)くらいガチャ…

2020-07-21

●『喜劇 特出しヒモ天国』(森﨑東)。これは文句なくすばらしい。80分弱のなかに様々なものがこれでもかという感じでぎっしり詰め込まれている。そして、このとんでもない密度の濃さのなかでもくっきりと際立つのが芹明香。藤原釜足一家が火事で亡くなった葬…

2020-07-20

●森﨑東が亡くなったことを受けてだと思われるが、森﨑作品でDVDソフト化されていないものを、VHSからアップロードしている人がいて、それで『高校さすらい派』という映画を観た。はじめの方をちらっと観てみるくらいのつもりだったのだが、引き込まれて最後…

2020-07-19

●CY8ER、来年一月に武道館ワンマンで解散なのか。来年の一月くらいの時期に、観客を入れての大規模なライブが開けるような状況であればいいのだが。 CY8ER「夢を叶えて解散します!」10年にわたるアイドル大河ドラマ――覆しようがないと思われた現実を覆した…

2020-07-18

●「すばる」8月号の「キラキラPMS(または、波乗り太郎)」(山崎ナオコーラ)がとても面白かった。驚くべき展開力とアナロジー力。PMSは、premenstrual syndrome(月経前症候群)のこと。

2020-07-17

●『MUI404』、第四話。いい話だった。泣いた。このドラマは、たとえば『アンナチュラル』とかに比べて、題材も筋運びも、より直接的に社会派なのだなと思った。『コタキ兄弟の四苦八苦』も、けっこう社会派だったけど。 演出で面白いのは、配役のバランスで…

2020-07-16

●U-NEXTで『ノンフィクションW 大林宣彦&恭子の成城物語 [完全版]~夫婦で歩んだ60年の映画作り~』というのを観た。最後の映画になった『海辺の映画館―キネマの玉手箱』の撮影中の姿と、その一本前の『花筐/HANAGATAMI』の撮影中の姿と、両方示されるのだ…

2020-07-15

●いろいろ余裕がないのだが、何か短めの映画を一本観てから寝たいと思って、U-NEXTで『りんごのうかの少女』(横浜聡子)を観た。ちょっと詰めが甘めの映画だとは思ったけど、主人公の少女や少年の撮り方はとても良いのではないかとも思った。撮り方というか、…

2020-07-14

●表アイドルソング大賞が「初恋サイダー」(Buono!)なら、裏アイドルソング大賞は「nerve」(BiS)。ハロプロ派でもWACK派でもないけど、第一期BiSはずっと気になっている。第一期BiSは2010年結成、2014年に解散だから、アイドル戦国時代の主要なアクターたち(4…

2020-07-13

●寝ようとして横になった時にふと、「大場河馬科学研究所」(大馬鹿馬鹿学研究所、と聞こえる)という言葉が頭に浮かんだ。子供の頃に読んだ本にでてきた言葉だと思う。検索したから、『空とぶカバとなぞのパリポリ男』という本に出てくる言葉で、このタイトル…

2020-07-12

●高橋洋の新作、すごそう。園部貴一という名前に見覚えがあったのだが、、黒川幸則『ヴィレッジ・オン・ザ・ヴィレッジ』や『ある歯科医の異常な愛』に出ていた人だった。 https://twitter.com/i/web/status/1282321939885776898 ●『MIU404』の主題歌、米津…

2020-07-11

●興味深い動画。 企画ばかり(4)バカリズム【聞こえよう】 https://www.youtube.com/watch?v=RgpQPtUC_6M ここで共同制作されている詞で、起承転結の「起」に当たるのは「今更」ではなく「根本も広瀬も佐々木も」だろう。手探りで滑り出したものから、ここで…

2020-07-10

●『MIU404』、第3話。今回も面白いけど、ただ、元陸上部の生徒たちが捕まる、その同じタイミングでマネージャーが襲われるという展開に、クライマックスを盛り上げるためのご都合主義的(恣意的、というかむしろ定型的)な感じを、ちょっとだけ感じてしまった…

2020-07-09

●SAWAという人のことは、「豪の部屋」を観るまでまったく知らなかったのだが、なんか面白い人みたいだ。 昔(2008年くらい)は、こんな感じだった人が、 https://www.youtube.com/watch?v=hQPWbH3Z9aU https://www.youtube.com/watch?v=A0TwVnUyILk 今は、こん…

2020-07-08

●「攻殻機動隊 SAC_2045」がわりと面白かったので、神山健治がシリーズ構成と総監督をしている「CYBORG009 CALL OF JUSTICE」を観てみようと思って、四話まで観た(Netflixで)。一話を観て、まったく面白いと思えなくて、「サイボーグ009」の設定を現在やり直…

2020-07-07

●岡田利規という名前は、耳で聞くと岡田斗司夫と一音しか違わない。ある人の話を聞いていて、その人が岡田利規について話している時、岡田斗司夫のことを言っていると思って聞いてしまって、一瞬、なにをいっているのかよく分からなかった。 (歳をとると固有…

2020-07-06

●『呪怨: 呪いの家』では電話機が印象的に使われる。母親が撲殺される場面では凶器となり(1988年の黒電話はまだ重くて充分凶器になる)、妊婦が夫に殺される場面では、裂かれた腹部に電話機が埋め込まれる。電話機とは、遠くから(彼方から)やってくる声を受け…

2020-07-05

●『呪怨: 呪いの家』は、カップルたちの話でもある。物語を通じて、黒島結菜と井之脇海が表の(正の)カップルだとすると、里々佳と長村航希が裏の(負の)カップル。そして、二つのカップル(夫婦)が、交差するようにして殺し合う(3話、4話)。最終話にも、呪いの…

2020-07-04

●Netflixの新しい「呪怨」のシリーズのシーズン1(『呪怨: 呪いの家』)を一気観してしまった。1988年から1997年までの話なのだが、これは『邪願霊』の年から『リング』の前年までということで(『女優霊』が96年)、Jホラーの誕生から爆発直前までということに…

2020-07-03

●『MIU404』第二話。スパイラル状に何重にも絡まり合った「ストックホルム症候群」モノ、という感じ。知的で技巧的で、細部と細部を照合したり、形や構造を読み込んだりする楽しみを与えてくれる。

2020-07-02

●『攻殻機動隊 SAC_2045』シーズン1を、12話まで(最後まで)観た。なるほど。9話で物語のパースペクティブがぐっと拡大した後、10話以降、今度はその構えがどんどん小さくなっていく。そして、シーズン1はプロローグに過ぎなかったことが分かって、終わる。そ…