02/03/16

●歯医者の治療というのは、その治療自体は痲酔を使って行うので、大して「痛み」を感じることはないのだが(痲酔の効きづらい体質らしく、何度も打ってやっと効く。歯茎の奥の方まで長い針が入ってゆくプツッという感触。)、威勢よくガリガリと歯を削られた後(歯医者の先生からすれば繊細で細かい作業なのだろうが、やられている側からすればそう感じてしまう)は、何か神経が引っ掻き回された感じで、痲酔が切れた後にはきまって残響のような鈍い痛みが残ってしまう。で、時に強くなったり弱まったりする「うすら歯痛」が、かき乱された神経が落ちつくまでつづくことになる。