●岡崎論につづいて、もう一本の原稿も書けた。これで、本の絵画に関する章の原稿はそろった。あと、ホラー映画についてと、ある小説家について(別に問題ないと思うので書くけど、大道珠貴について)の原稿を書いて、あとがきみたいなやつを書くと、本の原稿はすべて揃うことになる。それを今月中にやる。本当の出来るのだろうかとも思うけど、「本当に出来るの?」と考えるとびびって手がとまるので、結果を先取りせず、とにかくやる。ただ、やる。
でも、それが今月中に出来たとして、来月はさらにハードになることが予想される。これも考えると怖いので考えないで、今やることを、ただやる。
きっと七月になったら何もすることがなくなる。それを夢見て今やることをやる。でも、することがなくなると、すぐにお金もなくなる。
●頭が興奮していて、寝ていても夢ばかりみる。どれもがちゃがちゃと忙しない夢で、面白いのだが、寝た気がしない。頻繁に金縛りにあう。いないはずの誰かに、後ろから抱きつかれて、ぎゅっと絞めつけられる。その時はすごく怖いが、解かれるとすぐに恐怖を忘れる。時々、頭のなかで何かがどーんとはじけたような衝撃がはしり、それで目覚める。
(十代の頃は頻繁に金縛りにあったが、二十歳過ぎてほとんどなくなった。最近それが復活してきているのは、厄年になって、十代の頃と同じくらい、身体の中味が大きく変化しているのだろうか。そういえば、古井由吉「白暗淵」に、40歳になった頃から、何の理由もなく体重が7キロほど減った、という話があった。)