●来週、国際交流基金が主催する「テクノロジーとフィクション」に関するプロジェクトの一環kの、海外からの留学生に向けたレクチャーをするのだけど、そのために、生まれてはじめてパワーポイントを使って資料をつくっている。海外からの留学生に向けてのパワポを日本語でつくっている時点でかなりダメな感じなのだが、だからこれは、自分と通訳の人のためのものということだ。
はじめてのパワポはかなり新鮮だ。ぼくは今まで、長いテキストも、先の展開を決めないままで、頭から順番に書いていた。何かを考える時は逆に、なるべく大きな紙に、考えを空間的に配置してゆく感じだった。パワポはどちらでもなく、カードをつくって、その順番を変えたりしながら考えて、細かいところを修正する感じだ。こういうことを今までやったことがなかった。
普通の人は、当たり前のようにやっていることなのだろうけど、ぼくには新鮮だ(こういうことに関する教育をまったく受けていないので)。これをやっているおかげで、ずっと書きあぐねていた長いテキスト(ウェブ連載のやつ)が、書けそうな感じになってきた。