2020-08-16

太田和彦名作選みたいな動画がYouTubeにあがっていて、長い時間、観入ってしまった。この手の飲み歩き系の人たちのなかで太田和彦が飛び抜けていると感じるのは、(店や酒や料理を褒める時のスノッブな感じの語彙力というのもあるけど)メニューに数ある品々のなかからいくつかの料理を選ぶ時の選択のセンスというか、決断のリズムのよさというか、え(あるいは、お)、それを選ぶのか、という感じの(説得力ある)面白さだと思う。こういうのは、長い間に、散々、自腹を切って飲み歩いていないと身につかないものなのだろうと感じる。

これらの映像の多くはおそらく二十年くらい前に撮影されたと思われる。これらの店は、今でもこんな感じのまま存続しているのだろうかと、いくつか気になった店を検索してみた。旭川の独酌三四郎や中野のらんまんはかわらず営業しているようだ。松山のいこいは、「松山・いこい・太田和彦」で検索すると、太田和彦の書いた本に載っている店の住所の一覧がヒットし、その住所をグーグルのストリートビューでみてみたら、全く違う炉端焼きの店になっていた。横須賀の銀次は、横須賀の名物的な有名店になっているみたいだ。

【Japanese Izakaya】太田和彦の全国居酒屋紀行【SAKE】

https://www.youtube.com/watch?v=5IFB9S_nK0M

Japanese Izakaya】太田和彦の全国居酒屋紀行【SAKE】

https://www.youtube.com/watch?v=EDWDvi9AjyI