2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

●夏の光はもう帰って来ないのかなあ。 ●ウェス・クレイヴンが亡くなったそうだ。律義に作品を追っかけられているわけではないけど、すごく好きな映画監督。『スクリーム』とかはちょっと違うけど、『エルム街の悪夢』や『壁の中に誰かがいる』は、ホラーとい…

●『ガッチャマンクラウズ インサイト』第8話。主題的には、前半の不穏な複雑さからすると、ちょっと単純な方向に流れ過ぎているようにも思うけど、それでも、ゆるキャラ=ポジティブなゾンビみたいな奴が大量に発生するという展開は、イメージとして、表現と…

●土屋誠一さんが、昨日の日記についてツイッタ―でコメントして下さいました。ツイッタ―での個別のツイ―トのURLが分からないので、発言を直接引用させていただきます。 《古谷さん、その3区分は面白いと思いますけど、対応するのが「近代美術」「現代美術」「…

●大雑把に、メディウムスペシフィック、ポストメディウム、トランスメディウムという仕分け(連続と不連続)を考える。これは厳密な定義ではなく、自分勝手なもので、たんにスケールというか規模の違いをあらわすものとして考えている(歴史的な展開のことでも…

●エスキースたち。

●ツタヤに立ち寄ったら、ホン・サンスの『自由が丘で』が新作として出ていたので、借りてきて観た(今年の一月にシネマート新宿で観ている)。すごく面白いのだけど、この映画のなにがそんなに面白いのかを示すのは難しい。 http://d.hatena.ne.jp/furuyatoshi…

●我々は「社会」のなかに(だけ)生きているのではなく、宇宙のなかに生きているのだということを考えることが重要であるように思われる。別に「宇宙のロマン」のようなことを言いたいのではない。例えば、社会的関係性を考える時、人はしばしば人間的関係とし…

●今週は「ガッチャマンクラウズ インサイト」の放送がないので、替わりに、今更ながら『一般意志2.0』(東浩紀)を読んだ。驚くほどサクサク読める。概ね、同意できる感じだった。 ビッグデータ解析によって可視化される人々の無意識のようなものを、ルソーを…

●お知らせ。まだ先だと思っていたらもうあと一か月半もないと気付いて焦っているのですが、10月に吉祥寺の古本屋「百年」で展示をします。期間は10月7日(水)から10月26日(月)まで。今つくっている作品が、どういう落としどころを迎えるのか、何処に行き着こ…

●『オープンダイアローグとは何か』(斎藤環)をパラパラと読んでいて、これって「ワールドカフェ」にすごく感じが似ているなあと思った。斎藤環はオープンダイアローグについて、目的(主体)はコミュニケーションそのものであって、そこに参加する人はコミュニ…

●引用、メモ。『倫理とは何か』(永井均)より。 この本は、M先生によるオーソドックスな倫理学の講義のパートと、それに対して二人の学生と猫のアインジヒトがいちゃもんをつけるパートで出来ている。以下に引用するのは、ルソーとカントに関する講義の後の、…

●『心の哲学入門』(金杉武司)は、とてもシンプルで明快に書かれた本なので、自分がここに書かれていること(「心の哲学」)の何に納得ができないのかがよくわかった。 前にも書いたけど、「心脳同一説」によって「心」と「脳」が「同一」だと考えれば、「念力…

●国立新美術館に「アーティストファイル」を観に行った。二度目なので、一度目の時にじっくり見た作品はスルーしたのだけど、それでも閉館時間までには充分に観切れなかった。 一度目の時は時間もなかったしスルーしてしまったのだが、冨井大裕の映像作品(「…

●葉山まで、若林奮を観に行った。

●『ガッチャマンクラウズ インサイト』第7話。面白いなあ、そうくるのか、という感じ。 「みんなの心」を抱えきれなくなったゲルサドラがクラウズもどきみたいな妙な群衆を吐き出す。例えば、クラウズが創り出す群衆を構成する個は、一人一人、実在する人間…

●『心の哲学入門』(金杉武司)は、英米系(分析哲学系)の「心の哲学」に入ってゆく「慣らし」として、さらっと読んで、すぐにもう少し難易度の高い本に進もうと考えていたのだけど、読んでいるうちに「入門書」としてとても優れた本ではないかと思えてきたので…

●13日のつづき。 『心の哲学入門』(金杉武司)では、心物二元論の問題点として、二元論の元で心物因果を認めると「念力」まで認めなくてはならなくなるということと、他にもう一つ、因果経路の二重化が起こってしまうという点が挙げられている。 カレーの匂い…

●深夜アニメ。『がっこうぐらし』第六話。いってみればこの作品は、第一話のインパクト(つまり、世界像のインパクト)に頼ってここまで来たと言える。でも、六話になって少し局面が変化してきた。最初に与えられたショックは、回を重ねるうちに徐々に弱まって…

●『心の哲学入門』(金杉武司)を読んでいたら、心物二元論が成立しないことを示す背理法の証明というのが出てきて面白かった。 例えば、カレー屋の前を通るとカレーの匂いがして、カレーが食べたくなってカレー屋に入った、という出来事があるとする。これを…

●下の写真は、最近買った本と、図書館から借りた本。だからどれも、(『仏教思想のゼロポイント』を除いて)まだまったく読んでいないか、少ししか読んでいない。 最近の大雑把な関心。まず、クリプキ、クワイン、デイヴィドソンがやった仕事を、もうちょっと…

●地元の駅ビルの三階に、広いウッドデッキみたいになっている屋外のスペースがあって、駅のホームと駅ビルの壁と隣の立体駐車場が見えるだけで特に景色が良いわけでもないのだけど、喧騒から切り離されて閉ざされている感じと、それなのに風の通りが良い(そ…

●『ガッチャマンクラウズ インサイト』、第6話。 大雑把にみれば、ゲルサドラ+つばさは「みんなで仲良く」派で、総裁X+ルイが「みんなで進化しよう」派で、丈や理詰夢が「エリート主義」派といえる。前作「クラウズ」のとりあえずの結論が「みんなで進化し…

●地元の市立図書館の蔵書が貧弱なので県立図書館に出かけてみた。桜木町駅から徒歩で十分程度と図書館のウェブサイトの地図のところに書かれていた。改札を出て、桜木町の「こっち側」にはあまりなじみがないなあと思いながら進んでゆき、この一つ目の角で曲…

●『仏教思想のゼロポイント』(魚川祐司)。初期の、ゴータマ・ブッダの仏教において目標とされているのは、いま・ここ・この身体において「世界を終わらせる」ことで、涅槃・解脱・悟りとは「世界の終わり」に達する境地のことだ、と。そして、涅槃や解脱は決…

●『仏教思想のゼロポイント』(魚川祐司)を、半分くらい(四章まで)読んだ。面白い。四章までは仏教の基礎的概念の説明で、本番はこれからということらしいが。下に引用するのは、この本の中心的な話題とは言えないものだが、あー、成程と、(共感的に)納得出来…

●下の写真は、制作中の作品のエスキース、というか、基本となるパーツのようなもの。 人体をモチーフにした作品をつくりたい、というか、人体を描きたい、と思ってクロッキー教室に通いはじめたのが2007年のことだから、もう八年も前のことになる。その思い…

●八月、ある日の光(東京)。

●『ガッチャマンクラウズ インサイト』、第五話。ゲルサドラの首相当選を受けて、はじめがついに動き出す。しかも、ルイ(とカッツェ)を連れて理詰夢に会いに行くという、敵同士を結び付ける、まるで長老政治家みたいな動き方だ。 ポリティカルな物語において…

●顔を描いて→メガネをかけさせる。

●七月に撮った写真、その二。