2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

●お知らせ。発売は少し先(9月15日)ですが、金子遊さんと中里勇太さんが編集した『半島論 文学とアートによる叛乱の地勢学』というアンソロジー本に参加しています。まだ実物をみていないので、他の人がどんなことを書いているのかは分からないですが、ぼくは…

●住んでいるアパートは四階建てだったはずなのに、いつの間にか十階建てに増築されている、そういえば少し前、アパートの入り口あたりにしばらくの間工事用の養生がしてあったという記憶があるのだが、大して気にもかけずにいた、あの間にそんなに大規模な工…

●反射。

●本のための原稿が無事、編集者に届いたようだ。今度の本で、その底にずっとあるのは、「現実主義」に対してフィクションがどのように対抗できるのかということ。ここで「現実主義」というのはけっこう複雑な意味がある(たとえばポストトゥルース的状況こそ…

●アイドルグループのダンスの(振りを含めた)フォーメーションは、図と地の転換というか、ピースの配置の変化によってものの見え方の構造がどうかわっていくのか、ということを、とてもわかりやすく示すための(「形式」をみる練習のための)よい例であるように…

●ネットフリックスで『私立探偵 ダーク・ジェントリー』というドラマを見つけて、おっ、と思ったのだが(まだ一話して観ていない)、原作がダグラス・アダムズだと知って、なるほどと思う。 ある意味では「ツイン・ピークス」と似た傾向とも言えるが、同時に、…

●『ツイン・ピークス: リミテッド・イベント・シリーズ』、十二話まで観た。これは、ずっと終わらないで欲しいというか、どこまでも延々と観つづけていたい感じ。 それぞれのエピソードというか、各パートの間で時間が同期しているとは思えなくて、たとえば…

●横浜。このあと新宿へ。

●「現実」としか言えない動かし難い何かがあり、自分がその内にあるということをわれわれは信じている(信じざるを得ない)。しかし、現実という概念は(多義的であったり、曖昧であったりするというより)開かれている---底が抜けている---ので定義できない(定…

●フリード的な「没入」も、ハーマン的な「脱去」も、既にその内に関係を宿している。 (たとえ、あらゆる関係から脱去したオブジェクトがあったとしても、あらゆるオブジェクトが下方解体可能であるとすれば、どんなに隔絶されたオブジェクトでもその内---そ…

●一年半ちかく連載してきたものを、まとめて読み返し、書き直しているので、自分自身の熱気に当たったのか、ひどい悪夢をみた。どんな悪夢でも大抵、目覚めたばかりは生々しいが、時間と共に恐怖も記憶も嫌な感覚もなくなっていくのだけど、これを書いている…

●「新潮」七月号に載っていた、古川真人「窓」を読んだ。気になったのは、一作目の『縫わんばならん』、二作目の『四時過ぎの船』、三作目の「窓」と、一作ずつ確実に「読者にすんなり受け入れられるような小説」に近づいて行っているという感じがすることだ…

●この真夏な感じ。

●いまさらながらふと気づいたのだが、デジタルで絵を描いた場合、そうしようと思えば、制作過程のすべての段階を(ことなるバージョンとして)データとして残すことも可能ということになる。マティスは、1945年のマーク画廊での個展の時、完成した作品とならべ…

●過去の自分が『君の名は。』について書いた文章を、読み返し、書き直すことで、『君の名は。』という作品がいかにすごいのかということを、改めてひしひしと感じ直す、という経験をした。 (その前提として、そこに至るまでの「虚構世界はなぜ必要か?」を、…

●用事で図書館に行き、書架をぶらぶらしていて目についてなんとなく借りてきていた米澤穂信の『リカーシブル』という小説を、なんとなく読んだ。米澤穂信の小説を読むのは何年ぶりだろうか(この小説は五年前に出たものだ)。 実に米澤穂信らしい小説で、ネガ…

●一日中、「虚構世界はなぜ必要か?」の改稿をしていて、夜寝る前に『ツイン・ピークス: リミテッド・イベント・シリーズ』の一話分か二話分を観て寝るという感じ。 リンチは今まで、劇場用映画、テレビドラマ、アート系のショートフィルムをつくっていて(他…

●今日のアトリエ前。

●「虚構世界はなぜ必要か?」の改稿は、半分くらいまでいった。パソコンかポメラの前にずっといて、背中と腰が痛いしバキバキだが、改稿のために読み返す時、自分の書いたものを面白がりながら読み返せているので、それは楽しい。 後半の方が議論がちょっとや…

●ここ数日はずっと、一昨年から去年にかけて連載していた「虚構世界はなぜ必要か?」を本としてまとめるための改稿をしている。最初の予定では、もう既に発売されているはずの時期なのだが、改稿が進まなくて、延び延びになっている。 連載の最初の部分(一回…

●『ツイン・ピークス: リミテッド・イベント・シリーズ』、三話と四話。リンチすごいな、やりたい放題だな。あまりにやりたい放題なので、観ていてとても気持ちがいい。ジャンルの超自我が作動していないというか、抑圧や屈折というものが感じられない。まる…

●紙を手で千切って、切り紙絵をつくっていて、何点かマティス並みに上手くいったので、これは何かを掴めたにちがいないと確信したのだが、すべて夢だった。目が覚めた時には、紙を手で千切る感触、千切った紙を重ねていくことで空間の構造が出来ていく感触が…

●『ツイン・ピークス: リミテッド・イベント・シリーズ』の一話と二話を観た。懐かしのテレビシリーズのリバイバルなどではなく、『インランド・エンパイア』以降のデヴィッド・リンチのガチの新作という気配が濃厚にあってうれしかった。 濃厚とはいっても…

●バテバテでどうにも気力の湧かない状態だったが、アル・グリーンの『I'm still in Love with You』を聴いていたらなんとなく元気が出てきて、どうしても進みあぐねていた仕事(本にするための連載の改稿でつっかかっていたところ)が、なんとなく転がりはじめ…

●ブルーレイで『グランド・ブダペスト・ホテル』観た。たしかにすごい完成度だし、こんな映画をつくれるのはウェス・アンダーソン以外にはいない(才能の塊のような人だ)とは思うけど、じゃあ、面白いかと言えば、正直、ちょっと微妙な感じだ。『ムーンライズ…

●「減算と縮約」(『亡霊のジレンマ』所収)はメイヤスーの主な理論の筋とはすこしズレて、ベルクソン-ドゥルーズという線の上にあえてのっかって議論を展開している。メイヤスーのカテゴリーでは、ベルクソンやドゥルーズは「強い相関主義者」と対立する「主…

●もう一度改めて『夜明け告げるルーのうた』(湯浅政明)を観たのだけど、最初に観た時よりもいろいろ細かいところにまで目がいって、さらにすばらしく感じられた。冒頭から既に半泣きに近い感じで最後まで観た。 これは「いまどきアニメのウケそうな要素全部…

●『亡霊のジレンマ』(カンタン・メイヤスー)、六章「減算と縮約」を読んだ。 ●『中央銀行が終わる日』(岩村充)、第二章「来訪者ビットコイン」、第三章「ビットコインたちの今と未来」を読んだ。 ●『インスタグラムと現代視覚文化論』、「1.インスタグラムと…

●今日のアトリエ前。

●六月に撮った写真、その二。